手桶

手桶水指。茶道用の手桶はなんと塗り物。さらに蓋の裏に蒔絵つき。個人的には、水指より手桶のほうがなんだかいいなー。庶民的な雰囲気があるからやろか。水指って、花瓶みたいで美味しい水が入ってるような雰囲気がないなー。先週の釣瓶といい、手桶といい、普段使われているものだからこそ、美味しい水っていう感じがする。手桶、釣瓶と、水を連想させる道具だから、かもしんない。


今日はおっしょはんと先輩に、今年度いっぱいになることをお伝えした。50代の先輩が、言った言葉。
「絶対に譲ったらあかんもの以外は、流れに身をまかせたらいいわ。そのほうが、なにかと楽しく過ごせるわよ。」
そうやなぁと、同感できるようになったなぁ。


嫌なことの裏には必ず良い事なり大切な事を得るなぁと最近、思う。
たぶん、宇治に来て、ラボで順調に仕事していたら、私は茶道を始めようなんて絶対思わなかった。心を安静にすること、現実から離れた時間を持ちたい、そんなのがきっかけで茶道を始めたし。茶道からいっぱい大切なこと、感性が豊かになること、お稽古の先輩たちからの雑談で学んだ生きていく上での大事なこととか、たくさん学んだなぁ。だから、これはこれで、良かった。