初の蕎麦猪口

買っちゃいましたー蕎麦猪口。一個6000円。一個しか買いませんでした。私、見る目があったのか古伊万里1810-1830年モノだそうです。数ある露天商の中から選んだお猪口はちゃんとした古美術商さん(二条堀川に店舗あり)出展のところでした。わーい。

  
4合瓶に対してこの大きさ。うふ〜。かぃらしぃなぁ。壽の文字なんよ。柄はなんかしらんけど、古伊万里蕎麦猪口の典型的な柄だそうです。
  
底は蛇の目底というちょっと凹んだヤツなので、江戸後期なんやって。ほんまは江戸中期のほうが古伊万里は作品が良いらしい。
染め付けはほんまはもっとくっきりはっきりしたもののほうが上等らしいけど、これは好みなんやって。私はいまのところぼんやりした柔らかいのが好きやけどなぁ。売り手のおっちゃんは、私がはじめて蕎麦猪口を買うってことを言ったらちょっとがっくりしてはりました。
で、その後、古伊万里は何を見て値打ちを判断したらいいかをレクチャーしてもらいました。すると横からフランス人が私と同じ柄の蕎麦猪口を見るなり摘んで「買う」の意思表示。おっちゃんが「英語できる?」と私に言ってきはって、「少々」と私。
だけど、「この蕎麦猪口は1810年から1830年代に作られた」を英語で言えってとっさに言われてもさー。
たどたどしい中学英語の受動態で言ってみる。微妙に通じないよぅ。発音が悪かったんやろかー。何回か言い直してなんとか通じたけれども、フランス人に200年前に作られたって言っても頭に残ってるかどうか不安。
でもまぁ、私のそばちょこちゃんの兄弟はフランスへ旅立ってしまうのねん。
まぁ、そんなお手伝いもあって7000円のところ6000円に負けてもらいました。もともとそんな値段なのかどうかはまだ目が養われてないのでわからん。。。と。
前々から蕎麦猪口コレクションをしてみたかったのだけど、一個あたりの値段が高くてなかなかはじめの一個が買えませんでした。柄がばらばらの蕎麦猪口でお茶を出したり、焼酎を飲んだり、おひたし入れたりと、楽しい食卓にしたいなぁと思ってます。が、一個一万近くするのかぁ。。。。続かないかもしんない。でも買ったのだから大切に使おう。少なくとも旦那(予定)の分としてもう一個は買おう。つづくかなぁ。。。


今日は思い切って北野天満宮の市に行って良かったです。普通に売ってないものがごろごろ。大正時代の牛乳瓶とか、春画とか、鉋とか、この雰囲気はアジアだーと思わせるものばかり。見てるだけでも面白かった。今回は蕎麦猪口だけを買ったけれども、一つ悩んだ品物がありました。それはバケツ片の木桶。年季が入っててテカテカしててはじっこが朽ちてきてるやつ。これも7000円。でもゴミ箱にしかなんない感じでした。むむぅ。古美術って難しいなぁ。